札幌で女子児童が放置され衰弱死したという痛ましい事件。

母親宅には多数の猫が飼われており、ほとんどの猫に寄生虫やダニがおり、不潔極まりない状態だった・・と、報道されています。

多数の「猫」を飼って、しかも世話をしきれず、不潔な状態のまま放置する…。いったいどういう神経なんだろう、と思ってしまいますが、

ところがいるんですよね、こういうひと。本当に。

私は2度ほど、賃借人が賃料未払いを続け、とうとう強制執行などで出て行ってもらう、というときに、中には当の賃借人の他多数の「猫」が、避妊もされず、糞尿の始末もされず、不衛生な状態のままたくさんいる。という場面に出くわしました。

もちろん猫には何の罪もありません。ですがこのままだと保健所で処分されてしまう。これはあまりにも可哀そう。ということで、一銭にもなりませんが、動物愛護団体などに頭を下げてお願いし、引き取ってもらう、とか、まあこちらは手を焼くわけです。

しかし、多数の「犬」を不潔な状態で…というより、猫の方が多い気がするのはなぜでしょうね。
気のせいでしょうか。

猫は基本室内で飼うことができるが、犬はなかなかそうはできない、屋外に出さなければならないことから、結局、他人の人の目に触れる。そうなると、人様の手前きちんとしなければ…という意識が働くのでしょうか。

別に猫好きが特にだらしがないとか管理能力がないということではない。私も猫派です（23年間一緒だった猫がいました）。

ただ、動物を多数繁殖させ、手が行き届かないにもかかわらず、誰かに譲る、相談する、などの適切な処置がとれず、放置する。という状態は、管理能力、判断力、行動力、そして思いやり（不潔な状態で放置される動物たちへの）の欠如（つまり自己中心性）という特徴が表れているように思います。

亡くなった女の子には、冥福を祈ることしかできません。しかし、猫たちにはまだ明日がありますから、せめて心ある方の手で、少しでも幸せをつかめることを切に祈ります。