2019年02月27日

生き延びている、ということ。

先日、ある山の大先輩とお会いしました。その方は、非常にたくさんの記録を打ち立てられた方で、御年67歳になられますが、明後日から、ネパールの6000メートル峰に行く。帰ってきたら、デナリに登る。と、意気軒昂であられました。

その御年で、まだ高所に行かれる!素晴らしいことです。わたしなど、3776メートル以上の高所には、行ったこともありません。

話が弾むうちに、若いころ一緒に登った、あいつも死んだ。この人も死んだ。。。。という話になりました。

わたしが尊敬してきた、沢の先輩たちにも、もはや幽明境を異にされた方も多い(Mさん、Hさん、心からご冥福を祈ります)。

毎週、いつ落ちて死んでもおかしくないようなことを繰り返しながら、私はまだ生きています。
あれだけヤマが上手だった、ベテランのクライマー、強く若く、才能あるヤマヤたちが落ちて、死んでいきました。なのに、こんなへたくそな、落ちこぼれの、全然登れない、沢屋が、生き残って、ひっそりと登り続けている。

同じように、私の同期の法律家たち(司法修習58期)のなかにも、もう弁護士を辞めざるを得なくなった人もいます。検察官を拝命しても辞めたひともいますし、裁判官を辞めたひともいる。

そんななかでも、私のような不出来で不勉強な弁護士が、まだ、ほそぼそと弁護士として働かせていただいている。

不思議なものです。神様、わたしにはまだ、やるべきことがある、ということでしょうか。と、時々、思わずにいられません。

命そのものもそうですし、弁護士生命もそうですが、ともかく、生き延びている、というのは、ありがたいことで、命があり続ける限り、働かせていただくだけなのだな、としみじみと思いました。

そして、生き抜くためには、ヤマにせよ、仕事にせよ、たゆまぬ精進、たゆまぬ訓練、しかないのだろうと、思います。67歳でまだ高所を目指されている方がいるのだから、たかだかアラフォーで、もうトシだから、などとは、いえないものですね。










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