2018年12月14日

続・猫に失礼な話~もしひとの繁殖期が春だとしたら

先日、猫の繁殖期は春だけだが、ひとは常に繁殖している、ということを書きましたが、もし、ひとの繁殖期が、猫のように春だけならどうなるか。ちょっと、シミュレーションしてみましょう。

地方ごとに差はあると思いますが、
まず、3月ころから出会い探しが始まり、4月に恋が芽生え、5月ころにかけて燃え上がって盛んに不貞行為を行う。

6月ころに不貞が配偶者にバレると、7月、弁護士事務所は相談者の方で大賑わい。
8月夏休みをかけて訴状を準備して裁判所に提出すると、9月、夏季休廷があけたころに第一回期日が開かれる。

10月、11月、と裁判の期日が重ねられ、早ければ12月くらいには、和解でおわる案件が出てくるかもしれません。和解が成立しなければ、1月には尋問準備で、人証申請を出したり陳述書を出したりする。そして、2月にいよいよ、尋問して結審、3月、裁判官が異動になるまえになんとか判決、にたどり着くでしょうか。しかしそのころにはすでに、また暖かい日差しが多くなり、出会い探しが始まって…!!

となると、弁護士としては、7月から9月まではまず休みなく、せっせと起案と証拠集めに励むことになるでしょう。1月2月は尋問準備が重なって大忙しです。逆に、3月、4月、5月くらいは閑散期、というリズムになるでしょうか。

まあ、もしこんな風に事件が季節ものになって、一度にわっと尋問が重なると、それはそれで大変なことです。意外と、ひとの繁殖期が定まっていないのも、悪くないのかもしれませんね。

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