2018年12月06日

セクハラには三種類ある、という、お話。

セクハラについてお話させていただくとき、私は、セクハラには三種類あります。というお話から始めます。

第一。バリバリの真のセクハラです。相手が嫌がっているのを知っていながら、職場でおしりを触る、胸を触る、「胸でかいなー」などという、食事に誘う、肩を抱く、キスを迫る。など。

第二。勘違いセクハラです。 つまり男性が、「相手も自分に好意を持ち、自分の行為を喜んでいる、あるいは許容している」と勘違いして、女性の体にさわったり、手を握ったりする。でも女性は全く喜んでなどいなくて、いやだけれども面と向かって断れない。悶々と我慢し、あるとき耐えられなくなって爆発する、ような類型ですね。

第三。なんちゃってセクハラです。これは、男性も女性もともに相手に好意を持っていて、あるいはもはや交際を開始していて、職場で体を触ったり、キスをしていた。ところが何らかの原因で関係が悪化したときに、女性側が、「アレは、私は本当は嫌だった!セクハラだわ!」と言い出すタイプです。

男性にとって一番悲劇なのが最後の類型であることはいうまでもありません。まあ、第二類型も、哀しいといえば哀しいですが…。

第一類型は、ほぼ故意の、真になされてはならないセクハラです。絶対にやってはいけませんし、会社側としても、従業員の意識改革などによって防止していくしかないのですが、第二類型、第三類型の悲劇を、どう防ぐか。

社内恋愛禁止、なんて意味がありませんし、禁止すべきことでもありません。しかし、しかるべきことは、しかるべき場所でやるべきです。それは、徹底させましょう。

当たり前のことですが、安易な理由で、安易な場所で安易なことをしてはいかんのです。そもそも易しきに流れて、とんでもないところで事に及んでしまうような恋愛はろくなものではありません。会社にとっても大迷惑です。

しかるべきことは、しかるべきところで。当たり前なことですが、これができなかったばかりに身を亡ぼすひとは実は結構いますし、そのせいで会社も損害賠償請求などを受けかねない事態に陥ります。気をつけましょう。



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