2019年03月19日

破産者マップの公開を受けて思うこと

破産者マップという、瞬時に、過去破産した人をグーグルマップ上で可視化したサービスが話題になった、と思うと、瞬時に閉鎖されました。

あまりに一瞬のことだったので私は見てみる機会を逸しました…

キモチのいいことではないな、と感じます。

誰だって失敗はします。事業を始めれば失敗することもある、というか統計的には、創業後3年以内に破産する人の方が多いといわれます。
その失敗がいつまでも忘れられず付きまとうようでは、だれも、創業なんてしなくなってしまいます。

きっちりごめんなさいして、新しく人生をやり直す、というのは、世に認められた制度なんです。そりゃまあ、中にはとんでもない破産者もいますが、多くの人はまじめにやっていて、そして失敗した破産者です。

いま、「創業」「創業支援」「フリーランス」「雇われない生き方」が、流行です。
これは逆に言うと、破産可能性が高い生き方が、いま、流行とされてる、ということです。それはそうでしょう。ビジネスは生まれれば(起業)、死ぬこともある(破産)のです。人間と同じで当然のことです。


債務者に金を貸している方はたまったものではない、というのもわかりますが、破産等制度が、国家お墨付きで認められている以上、金を貸す方は、常に破産リスクを考えて貸すべきです。破産リスクは、ある。常にある。それでもなお貸す。というときに、貸しましょう。

私が手掛けてきた多くの破産事件のお客さん、いまはしっかり生活されている皆さんが晒されているのは、見たくありませんでした。そういう意味では、閉鎖されてほっとしました。

破産を経験された方。強く、生きていってくださいね。債権者にご迷惑をかけた分まで強く、生き抜いて、新たなお仕事、あらたな役目をきちんと果たすを通じて、社会に貢献していっていただければ、それでいいのだ、と思います。

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