2019年01月21日
法律家の浮気事情
日々不貞行為やら離婚やらでメシを食っている我らが業界の人間ですが、じゃあ自分が浮気しないか、したらばれないか、となると全くそうではなく、結構あほなことで浮気が奥さんにバれ、泣きべそをかく奴は多いのです。私の知る限り、これは弁護士だけではなく、検察官もそうです。
以前、知り合いの検察官と飲んだ時に、ぼそぼそと、奥さんに浮気の現場を押さえられてさあ…と愚痴るので、おお、現場押さえられたんならもう仕方ないじゃん。あきらめなよ。自白したの?
と聞くと、
いや、自白はしない。尋問されて自白したらいけないからな。もう、絶対これは違うんだ、これは違うんだ、で通したよ。
と答えたので、あほかいな、そんなん、不合理な否認したって負けるに決まってるでしょ、素直に認めたほうが情状も軽くなるってもんで、それくらい身に染みてしってるでしょ。
と言ったのですが、結局彼は自白しないまま、それでも離婚しました。
弁護士の場合には、まず自分のところの事務員や秘書に手を出す輩がいて、それがバレるともう事務所の内部は阿鼻叫喚と化し、仕事どころではなくなり、お客様にも大いにご迷惑をかける、ということがみんなわかっていても、するんですよね。私は、同期やら後輩やらの弁護士の離婚を結構担当してきましたが、
まあ、頭では百も承知でも、やってしまう。法律家なので、やったらどうなるかばれたらどうなるか、百も承知でも、それでも、やる人はやる。人間とは、かくも愚かなものです。仕方がありません。
自分だって十分愚かなのですから、ひょんなはずみで、そういうことをしてしまう人間なのですから、共感をもって、事件を処理していきたい。上から目線で「ご指導」するだけでは、弁護士として失格だろうと思います。
以前、知り合いの検察官と飲んだ時に、ぼそぼそと、奥さんに浮気の現場を押さえられてさあ…と愚痴るので、おお、現場押さえられたんならもう仕方ないじゃん。あきらめなよ。自白したの?
と聞くと、
いや、自白はしない。尋問されて自白したらいけないからな。もう、絶対これは違うんだ、これは違うんだ、で通したよ。
と答えたので、あほかいな、そんなん、不合理な否認したって負けるに決まってるでしょ、素直に認めたほうが情状も軽くなるってもんで、それくらい身に染みてしってるでしょ。
と言ったのですが、結局彼は自白しないまま、それでも離婚しました。
弁護士の場合には、まず自分のところの事務員や秘書に手を出す輩がいて、それがバレるともう事務所の内部は阿鼻叫喚と化し、仕事どころではなくなり、お客様にも大いにご迷惑をかける、ということがみんなわかっていても、するんですよね。私は、同期やら後輩やらの弁護士の離婚を結構担当してきましたが、
まあ、頭では百も承知でも、やってしまう。法律家なので、やったらどうなるかばれたらどうなるか、百も承知でも、それでも、やる人はやる。人間とは、かくも愚かなものです。仕方がありません。
自分だって十分愚かなのですから、ひょんなはずみで、そういうことをしてしまう人間なのですから、共感をもって、事件を処理していきたい。上から目線で「ご指導」するだけでは、弁護士として失格だろうと思います。