2023年12月01日

「人権賞」

とある「人権」団体に、とある東京の弁護士会が「人権賞」を授与する、ということで、いま、この業界ちょっと話題になっています。

当該弁護士会(お断りしておきますが、私は第一東京弁護士会に所属しており、当該弁護士会ではありません)によると、

当該「人権」団体が、「これまで零れ落ちていた性暴力被害者の人権のために活動し、被害者の性的自己決定権を中心に据えた法改正を、被害当事者自身の活動によって実現したという点は、●●弁護士会人権賞の受賞に相応しい」もの、なのだそうです。

ただ、まあ、この団体、あの悪名高い「草津町性被害?事件」において、性被害が実存したと主張し、草津町はセカンドレイプの町だ!!と盛んにひろめていた団体です。

うーん。

この「草津町性被害?事件」は、

当時、70を過ぎておられた町長さんが、50を過ぎていた町議さんを、朝から、町長室でレイプ?した??

という告発からはじまったもので、

まあこんなことをいうと年齢差別だ!とかいわれるのかもしれませんが、普通に考えて、え、それ、ほんと?と不思議に思うようなお話ではありました。

そして、町議さんが警察に告訴するより早く、町長さんの方が名誉棄損で警察に告訴し、
その結果、刑事では、
①町議さんからの、強制わいせつ罪での告発は不起訴になり、
②町長さんのほうの告訴は、名誉棄損と虚偽告訴罪で検察によって立件され、現在、刑事裁判になっており、

また、民事では、
③町長さんが町議さんにたいしてかけた名誉棄損に関する仮処分は、すでに裁判所によって認められています。

まあ、現在係争中なのでなんともいえませんが、

だからこそ、うむ、まだ、係争中なのに、なぜ敢えてこの団体に「人権賞」なのであるか。。。と思わざるを得ません。私はね。個人の意見ですよ。それに自分の所属会じゃないし、まあ、ひとさまの会のことなんで、どうでもいいっちゃあ、どうでもいいですが、

この受賞に対し、私の所属会にいらっしゃる、とある高名な女性弁護士が、
「この団体が、「人権」の重みを意識できるか、今回の受賞を機にどうしていくのかが注目される」とおっしゃっており、

さすがのご発言と感じ入った次第です。

まあ、ひとさまの会のことですからね。どうでもいいっちゃあ、どうでもいいのですが。