2022年01月13日
久々に山のハナシをvol2~仙涯嶺
仙涯嶺、ってのはヤマヤでもあまり聞き覚えがない名前かもしれませんが、中央アルプスの、越百山と南駒の間にある岩峰群で、そこに、所属山岳会の若者二人をつれて、そして還暦越えの大ベテランにサブリーダーをお願いして、行って来ました。
最初がながーい林道歩きで若者二人は飛ぶように歩くのですが、大ベテランはだいぶお疲れのご様子で遅れが出ます。
ところが、尾根に取り付いて激ラッセルが始まった瞬間、大ベテランはいきなり勢いをとりもどし、どんどんトップでラッセルを進めます。
これには驚きました。ラッセルにはラッセルのコツというか、ワザがあるのですが、やはり熟練のワザというのは凄いものです。体力だけでは太刀打ちできないものがあります。
ともかくまあ大変なラッセルでしたが、若者二人も大変よく奮闘してくれて、おかげさまで無事に小屋につきまして、そこで幕営。
2日目は越百山を越えて仙涯嶺を目指します。仙涯嶺から南駒までの間はルーファイが核心で、ザイルを出して岩峰を巻いたり登ったりしながら進みます。これ、もうトポなんてあてになりません。雪のつき方次第で一番良いルートを探すっきゃない。
ちょうど南駒の、山頂直下に風をよけられる素敵なテンバがあり、そこに張って二日目終了。
三日目は南駒を越え、一回の懸垂とtいくつかの小ピークを越えて樹林帯に入り、林道にもどりました。
この、越百山から仙涯嶺、そして南駒の周遊ルート、私は初めて行きましたが、雪稜の入門としてとてもいいルートだと感じました。
ラッセルあり、トラバース、クライムダウン、懸垂あり、ルーファイあり、また、稜線の強風体験もあり、雪山3年生くらいで、かつ、これからアルパインに進みたい若者にはベストではないでしょうか。
ただ、初級者だけで行くのはお勧めできません。仙涯嶺を越えてしまうと、もうエスケープはできません。今回は大ベテランがいろいろと助けてくださったので、若者たちに目を配りながら進むことができましたが、それでも、もう少しザイルを出せばよかったなと後悔している箇所もありました。
とはいえ、天気も良く、良い山行でした。

最初がながーい林道歩きで若者二人は飛ぶように歩くのですが、大ベテランはだいぶお疲れのご様子で遅れが出ます。
ところが、尾根に取り付いて激ラッセルが始まった瞬間、大ベテランはいきなり勢いをとりもどし、どんどんトップでラッセルを進めます。
これには驚きました。ラッセルにはラッセルのコツというか、ワザがあるのですが、やはり熟練のワザというのは凄いものです。体力だけでは太刀打ちできないものがあります。
ともかくまあ大変なラッセルでしたが、若者二人も大変よく奮闘してくれて、おかげさまで無事に小屋につきまして、そこで幕営。
2日目は越百山を越えて仙涯嶺を目指します。仙涯嶺から南駒までの間はルーファイが核心で、ザイルを出して岩峰を巻いたり登ったりしながら進みます。これ、もうトポなんてあてになりません。雪のつき方次第で一番良いルートを探すっきゃない。
ちょうど南駒の、山頂直下に風をよけられる素敵なテンバがあり、そこに張って二日目終了。
三日目は南駒を越え、一回の懸垂とtいくつかの小ピークを越えて樹林帯に入り、林道にもどりました。
この、越百山から仙涯嶺、そして南駒の周遊ルート、私は初めて行きましたが、雪稜の入門としてとてもいいルートだと感じました。
ラッセルあり、トラバース、クライムダウン、懸垂あり、ルーファイあり、また、稜線の強風体験もあり、雪山3年生くらいで、かつ、これからアルパインに進みたい若者にはベストではないでしょうか。
ただ、初級者だけで行くのはお勧めできません。仙涯嶺を越えてしまうと、もうエスケープはできません。今回は大ベテランがいろいろと助けてくださったので、若者たちに目を配りながら進むことができましたが、それでも、もう少しザイルを出せばよかったなと後悔している箇所もありました。
とはいえ、天気も良く、良い山行でした。