婚姻費用(婚費)、養育費、の事件をどう扱うか。
婚姻費用、養育費は、最終的には、例のアノ計算式です(敢えて表、とは言いません。なぜなら、究極のところは、アノ表のもとtになっている、アノ計算式だからです。)。
まあ弁護士が入っていろいろやったとしても、そもそもの基礎年収をどう見るかとか、進学時の特別出費とか、私学費用とか、あとは大学卒業までにするかとか、それくらいの調整です、言ってしまうと。
だから、まるで過払いか破産か肝炎かのように、機械的に大量にやる!!だって、養育費、婚費が認められない事案ってそんなに多くないからね。だいたい認められるし!!だからこれは儲かる!いけいけどんどん!という考えに至る弁護士が出現する理屈もわからんではありません。
しかし、ことは、家族と、家族への想いに関することです。たとえ審判が出ても、気持ちのうえで納得していなければ人は支払いません。そうなると結局、強制執行せざるを得ず、そして執行というのはいくらでも逃げられてしまうものなので、つまるところ、両当事者が納得した結果でないと、結局養育費調停、審判の意味がないんです。お子さんが困ることになります。それでは、紛争解決では、ないでしょう。それで報酬貰って、うれしいですかね。それは気持ちの良いカネですかね。
だから、何を言いたいかというと、てめえ(誰とは言わない)、養育費、婚費なめんなよ。ということです。うけられないような事件受けて親しくもない弁護士に手伝ってくれとか、あほちゃうか。そもそもできない事件なら受けるんじゃねえ。それに、弁護士が二人はいればそれだけお客さんは、払わなくてもいいカネを払うことになるわけで、それで平然としている、その神経を疑います。
いや、敢えて誰とは言いません。
何度でも言いますが、婚費養育費は、確かに、アノ計算式でほぼほぼ勝負が決まります。しかし一方で、ことは、家族のこと、家族への想いの問題であり、そして多くの場合、未成年者の未来がかかっています。
婚費、養育費を扱う弁護士は、その重みをきちんと考え、自らの責任の重さを感じながら、事件を処理すべきではないでしょうか。ちがいますかね。
まあ、違う。事件さえ終わればいい。というひとも、いるのでしょうが。