勝ちといふこと 葉隠に見る弁護士の心構え
有名な「葉隠」という書物に、このような節があります。
勝ちといふは、味方に勝つことなり。味方に勝つといふは、我に勝つ事なり。我に勝つといふは、気を以て体に勝つ事なり。かねて味方数万のさむらひに、我に続くものなき様に、わが心身を仕なして置かねば、敵に勝つことはならず。
「気を以て体に勝つ」とは、自分の意志力で、自分の肉体に勝つ、ということです。自分で自分に克つ。克己、自律、といってもいいでしょう。
かねて味方のさむらひに、我に続くものなき様に…というのは、私がとても好きなところです。
自分以上に判例を勉強したものはいない。自分以上に文献を読み漁ったものはいない。自分以上に、事件に心を込める弁護士はいない。
常に、そういう状態で、あり続けなければ、勝つことなどできはしない。
弁護士は、こうでなければなりません。深く自戒を込めて。
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