勝ちといふこと 葉隠に見る弁護士の心構え

nojimarie

2019年02月05日 09:47

有名な「葉隠」という書物に、このような節があります。

勝ちといふは、味方に勝つことなり。味方に勝つといふは、我に勝つ事なり。我に勝つといふは、気を以て体に勝つ事なり。かねて味方数万のさむらひに、我に続くものなき様に、わが心身を仕なして置かねば、敵に勝つことはならず。

「気を以て体に勝つ」とは、自分の意志力で、自分の肉体に勝つ、ということです。自分で自分に克つ。克己、自律、といってもいいでしょう。

かねて味方のさむらひに、我に続くものなき様に…というのは、私がとても好きなところです。

自分以上に判例を勉強したものはいない。自分以上に文献を読み漁ったものはいない。自分以上に、事件に心を込める弁護士はいない。

常に、そういう状態で、あり続けなければ、勝つことなどできはしない。

弁護士は、こうでなければなりません。深く自戒を込めて。





関連記事